『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』(感想)前回より笑いがパワーアップ!

 

ジョニー・イングリッシュの2作目です。

今作は、前作「ジョニー・イングリッシュ」でのボフ役ベン・ミラー(ジョニーの相棒)は出演していないのは残念ですが、キャストが新しく8年ぶりの続編により期待があります。

以下ネタバレありの感想です。

 

 

 

<作品紹介>

公開年 2011年

監督 オリヴァー・パーカー

ジャンル スパイコメディ映画

 

 

キャスト

ジョニー・イングリッシュ役/ローワン・アトキンソン・・・主人公

コリン・タッカー役/ダニエル・カルーヤ・・・ジョニーの相棒

ペガサス役/ジリアン・アンダーソン・・・ジョニーの上司

ケイト・サマー役/ロザムンド・パイク・・・心理学者

サイモン・アンブローズ役/ドミニク・ウェスト・・・MI7トップエージェント

 

 

あらすじ

モザンビークで大統領の警護をしていたジョニー。しかし大統領が暗殺されMI7をクビになります。意気消沈したジョニーはチベットの寺院で鍛えなおすために修行します。月日が流れ、MI7に呼ばれたので新たな任務を受けることになります。

 

 

 

<感想>

面白かった

コメディとしての笑いがありましたね。笑いは声や会話からの笑いもありますが、ローワン・アトキンソンが特徴的なのは、体を使う笑いや目で見る笑いが前作同様にあったように感じます。

 

例えば、声を変えるキャンディーのシーンは良かったです。筆者は吹き替え版で観まして、CV:岩崎ひろし氏がとても面白く演技をしていて、そんなに!というぐらい腑抜けた声は笑えます。(ローワンではないですね。)

 

後者の笑いでは、殺し屋の婆さんと思って容赦なく体当たりし勘違いで終わって、あ~やっちゃったみたいな。映画を観ている側はその婆さん殺し屋ではないでとわかっているので、勢いが面白く良かったです。

 

他にはジョニーたちとイギリス首相と会議の時です。椅子の高さを合わせたと思ったら全然言うこと聞いてくれず、真剣な場がシュールな光景でここが一番笑いました。

また、タッカーがサイモンにMI7の裏切り者はお前だ!と詰め寄るシーンでは、目の前で問い詰めてるのに「前ごめんよ」のようなこと言ってました。気が抜けてます。その抜けているところが良いです。

 

 

 

辛口だと

笑いもあれば他にも感想が出てくるものでして、ちょっとここは気まずいなや観る側が置いていかれた場面はありました。

 

例であげると、大勢の前でペガサスの婆さんをトレーで殴るのは気まずいような自分の中で笑いが生まれなかったです。逆に共感があったと言えばいいでしょうか。周りに人がいる時に失態を晒してしまう、恥ずかしさや罪悪感が妙に気持ちがリンクしまいました。観る側がさらっと流せると良さそうです。

 

もうひとつあげると、暗殺に使っていた洗脳ドラッグをジョニーが誤って飲んだ後ダンスを踊るシーンです。このシーンもシュールな場面を展開していますが、共感の話より単純に面白さが合わなかったと思います。劇中の休憩シーンということにしておきます。

 

 

 

映画におけるコメディ

コメディをあげるなら映画のみならず、漫才やコントなど沢山あります。ここでは、時間によってコメディの扱いが難しいのかなと思ったことです。

 

漫才やコントなどは比較的時間が短い方だと感じています。テレビでは特番では長い時間ありますが、1人で行う時間は数十分程度とすると映画と比べると短いと捉えられます。そのコンパクトな時間では観客を飽きさせにくいと考えます。

 

対して映画は1時間や2時間、今作では1時間40分ほどで、漫才やコントなどと比べると長いと捉えられます。観客を飽きさせてしまう時間は出来てしまうと考えます。

 

どちらとも決まったストーリーやキャラクターに沿って行われますが、時間がある範囲でどう笑いの部分を入れるか、テンポや緩急が難しそうなところです。一方で、映画は時間が長く場面展開によって、作品に要素を入れる幅が広そうではありますね。

 

 

 

さいごに

面白かったところで挙げたように、今作は良かったです。前作よりもコメディさが増していた気がします。チベットでの修行シーンとか。

 

また感心した部分では、ローワン・アトキンソンはイギリスの俳優でMr.ビーンでコメディをしていた。そしてイギリスでは007のスパイ映画があって、それら2つを組み合わせてやってのけることは、パロディとしての良さを活かしていると感じます。

 

そのうち次回作も観て感想を書きたいと思います。

 

 

以上

 

 

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