『OVA:ブラックジャック「カルテ7 白い正義」』【感想】医師の技術はあっても、、、

 

OVAブラックジャックの7作目です。

改めてブラックジャックピノコがいることで、2人ワンセットで楽しめる作品ですね。

2人の立ち姿だけでもそう感じます。

以下ネタバレあり感想です。

 

 

 

<作品紹介>

制作年  1998年

原作   手塚治虫

監督   出崎統

ジャンル アニメ、医療

 

 

キャスト

白拍子(CV:水島裕)、、、完ぺきな計画好きな人

キャサリン(CV:潘恵子)、、、BJの手術をガン見してた人

スタンフィールド(CV:村松康雄)、、、心臓外科のとても偉い人

パターソン(CV:大友龍三郎)、、、マフィアの親分

カレン(CV:仲尾あづさ)、、、パターソンの孫娘

 

 

あらすじ

中東アデンタールで、マフィアであるパターソンの孫娘カレンを救うために旅立ちます。現地では戦争が起きカレンは難民キャンプにいることがわかると、ブラックジャックはカレンのもとへ向かい悪環境の中オペをすることになる。

 

 

 

<感想>

 

BJの思い

 今回もBJの手腕が見れた回です。単純に他の医師たちよりも、手術をする技術が高いこともあります。と同時に医師として患者の命を救う温かく深い思いがあります。劇中ではカレンの手術の時に心臓に手を当て”頑張れ”と応援する姿が印象深く、またアニメのBJの見せ場です。やはり一貫して変わりない信念はBJの良さでもあります。

 

 ジャンプ漫画でも”友情” ”努力” ”勝利”があるみたいに、作品あるいはキャラクターが掴み取る思いや証が描写されるのは、内容がわかりやすく共感でき、また自分や他者の思いを意識することで心が動かされる、これらが長年観られ続けられる理由と思います。

 

 

合法と非合法

 BJの命を救う思いも作品の注目ポイントですが、他にもあります。それは、今作の主要内容でもあるBJが医師免許を持たず医療活動をすることの是非についてです。

 

 スタンフィールド自身がBJに医師免許(国際)を渡したい、ということで白拍子医師たちを招集し会議を開きます。結果として白拍子がBJの手腕を見て医師は手術するためではなく、患者を救うためにあるだと気づかされ、BJに医師免許(国際)を渡すことに賛成します。

 

一見するとBJのような凄腕医師が免許を持ってた方が良いよねと、捉えそうですが本質は別にあります。それはラストシーンのボロボロの借用書をBJが大切な物だと言うところです。

 

 

解釈として

 いわゆる合法では出来ないことがあるという意味だと筆者は捉えています。正規では報酬が高すぎても低すぎてもダメですが、非正規ならどちらも可能です。つまり劇中のBJが難民キャンプの人たちを診るために1ドル払うなければ借用書で可能と言います。おそらく正規では不可能でも非正規なら出来るのが、合法か非合法の話の要です。

(払えない人がいるからボランティアが存在するわけですが、ちゃんと見れる人がいませんでしたね。)

 

 話は反れますがBJの多額の報酬を請求するのは、あなたなら命の助けるのにいくら出せますか、もっと言えばいくらでもお金を叩いても助けたい命はあるのか、という助けたい人の強い思いをお金で表せと言っているように聞こえます。(原作未読なので正解がわかりません。)

 

 

臓器を見て、患者を見ず

 キャサリンがカレンの手術の時に、BJが患者を励ます姿を見てスタンフィールドに言ったから出てきた内容なのか。もしくはスタンフィールドが医師たちに警鐘を鳴らす意味で言ったのか。筆者は後者だと思います。

 

 白拍子がいい例です。劇中でもありますが、医師としての才能や技術が高い反面、医師は何のためにあるのかを忘れていた姿が描かれます。後に気づき医師として成長が見られます。

 

 他で例えるのが難しいです。勉強を教える人が内容だけを見て生徒を見ないことでしょうか。生徒が勉強についていけているかどうかの話ではありますが、色んな事に言えるかもしれません。どちらも大変そうです。

 

 

さいごに

今回の7作目は、BJの無免許としての存在や改めて医師としての高い技術力や患者を助ける強い思いが印象的な回です。

また正義の白と黒の対立も見ものですね。

 

 

以上

 

 

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