『OVA:ブラックジャック「カルテ3 マリア達の勲章」』【感想】人の思いをつなぐ

 

OVAブラックジャック 「カルテ3 マリア達の勲章」のネタバレあり感想です。

 

 

 

<作品紹介>

制作年  1993年

原作   手塚治虫

監督   出崎統

ジャンル アニメ、医療

 

 

キャスト

マリア・カルネラ大尉(CV:勝生真沙子

クルーズ将軍(CV:玄田哲章

 

 

あらすじ

国家間の争いがあるオルテガ共和国の将軍クルーズの治療依頼を受けたブラックジャック。将軍を故郷に帰すため奮闘するマリア大尉たちだが、敵国に追われ設備が整っていない場所で手術することに。

 

 

 

<感想>

 

悲しい

全体的に悲しい話でした。

話の中心としては、将軍が故郷である国に帰り、国の人々を勇気ずける必要があると。

今回はそこではなかったです。

じゃどこっていうと、マリアが亡くなったこと。

 

それでなんで悲しい、心に穴が開くような感じになるのかと考えたときに

愛着というか映像作品の中で、中心人物、主人公、物語を支える人が亡くなると

自分の中の大切なものがなくなるような、物寂しい感じになる。

 

たとえば、映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国合戦」が同じ気持ちになるやつでした。

 

ここだけだと、ただ悲しい話になってしまうけれど、たぶんマリア達の勇気ある姿とか、ブラックジャック生きたい意志を汲み取って手術をするとかが、合わさってるのが最後まで見れました。

 

あとは演出も合わさっているのかなと。

マリアがブラックジャックと一緒に過ごした時間を楽しそうに話して、場が盛り上がるというか次のシーンの前触れがあってからの、でしたので。

 

 

 

お守りを持つ理由

ブラックジャックがマリアのドッグタグをお守りにしている。

劇中では、なんでお守りにしているか考えていると。

 

これってマリアだけではなくて、ほかの兵士が将軍とブラックジャックを守りながら国境までたどり着けたので、彼らが守ってくれる、強い意志が導いてくれることが

お守りに宿っているのではないかと思います。想像ですけどもね。

 

それかマリアに思いがあったのかもしれません。

 

 

 

さいごに

キャラクターや演出だったり、いろいろ良かったです。

付け加えるならマリアのCV:勝生真沙子、将軍のCV:玄田哲章など声優も豊かで迫力がありました。

 

 

追記

将軍を手術しても寿命を引き延ばすだけになってしまう。

助けたいけど他に方法がない。

だけど、国へ帰り少しでも生きることが国を明るくすることにつながる、思いをつなげると思ってブラックジャックは手術を引き受けたと感じました。

 

 

以上

 

 

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