10月になって気温が下がり、肌寒くなると気分が変わって過ごしにくくなります。
特にそんな思いで取った本ではありませんが、感じたこと思ったことがあったので書きたいに至ります。
以下ネタバレありの感想です。
<作品紹介>
発行年 2018年
著者 大野裕
出版社 日本経済新聞
ジャンル 本、健康、心
内容について
心の健康にするためのアドバイス本であります。
うまくいかない時に感情の使い方をどうするか。
気持ちを上手に伝えるには自分の中でどう整理するか。
上記の事柄を著者からアドバイスという点で語っているものです。
(日本経済新聞のコラム「こころの健康学」の書籍化です。)
<感想>
緊張する時
緊張は日常生活のあらゆるところであります。
年度が新しくなって環境が変わり、新しくなった場でまだ馴染んでいないのに仕事や学校をやっていかなくてはならないです。
正直気分が良くない時もありますし、自分が適している場か人間関係が上手くいくか、始まっていないのに頭の中で思いや考えがグルグルしてきます。
そうした感情がネガティブであれば、一層のこと厄介です。
もっと楽に出来たらいいのになと思います。
著書ではポジティブな感情を使って上手く対処すると良いとあります。
緊張した場ではいつも通りの行動できない、思考できないことがあるので、ポジティブな感情を持ちつつ自分の力が発揮出来るようにとのことです。
まあ簡単ではないですし、正直避けたい場面ですね。
気持ちの持ちようによって思考や行動が変わるのはわからないこともないですが。
ポジティブな感情を持つためには、楽観的とは違う成功体験のような上手くできる体験があればわかりやすそうです。
そうすれば一時はネガティブな感情に支配されても、自分には出来るのだ、という経験が自分を後押ししてくれると思います。
成功体験を作ることにも目を向ける必要がありそうですね。
ネガティブな感情
よく聞く話がネガティブな感情は自分自身を守るためのサインというのがあります。
たしか、動物で言うとライオンに狙われたシマウマが怯えて逃げる準備をするみたいなです。
どうやら人間にも当てはまるようで、ネガティブな感情が身の危険から守るために出すサインで、不安になることもそのひとつであるそうです。
緊張の話と同じようにネガティブな感情とポジティブな感情を上手く活用する、ここではバランスが大切であります。
ネガティブな感情は本当に厄介で、支配されると支配されていると自覚できてもそこから抜け出すことが簡単に出来ずらいです。
バランスを取る方法は一呼吸置くとか、少しその場から離れるとかあると思うのですが、他に何か根本的なところで詰まっている気がしなくもないです。
ここは専門家を交えて認知行動療法などの具体的な対策が有効かと思います。
(難しいです。)
悩みを相談すること
悩みを相談することがカッコ悪いと思う方がいるようで、悩みを解消できず抱えたままの状態でいてしまい、ふさぎ込んでしまうことがあるそうです。
そこで同世代の人が悩みを相談することはカッコ良いと言うことで相談するハードルを下げるとあります。
たしかに悩みを相談することはなんだかハードルが高い気がしますが、カッコ悪いと自身が思うかもしれません。
しかし筆者はどちらかというと、そもそも相談していいのかと思ったりします。
自分で解決出来るのではないか、人に聞くようなことではないのではないかと。
悩んでいること自体に悩みます。
なのでよくわからない状態に陥ることがあったりして、やりずらいなとかうまくいかないなという思いがあります。
上記のネガティブな感情の話での繰り返しになりますが、自分の中に発生した悩みの受け取り方に人とは違うズレがあるのか。
そういったことをひとりで考えていると同じ結論に辿り着くので、第三者の力を借りる必要を感じます。
大概のことはひとりでは解決出来ない、良い意味での楽観的な部分も必要なのかもしれません。
ぼんやりする
ぼんやりする時間を作ることで頭の中を整理する時間を作れるという話です。
ぼんやりする時間は筆者としても必要な事だと思います。
SNSやインターネットで頭の中の情報がいっぱいいっぱいになって、少し落ち着きたい時にいいリラックスになりそうです。
また、頭以外にも心もリラックス出来そうです。
仕事や学校で心がもみくちゃにされた気分になると、心のもみくちゃをしわを伸ばすように落ち着くの大切ですね。
さいごに
今回読んだ本は、心の健康にするためのアドバイス本です。
なのでさらっと気持ちが晴れる方法が知りたい方はおすすめです。
個人的にはタイトル「気持ちが晴れればうまくいく」で期待した本ですが、期待を超えるよりは、改めて感情のとの向き合い方を知る本です。
読後として、アドバイスを受けて自身に上手くいくことを願うばかりです。
以上