謎の部分がありましたね。
6作目の時も不思議な出来事がありました。(BJシリーズは不思議だらけですが)
その時は夢のだったというか愛の力的なで納得しましたが、今回は木が話してきました。
そこら辺も踏まえつつ感想を書きたいと思います。
以下ネタバレあり感想です。
<作品紹介>
制作年 1999年
原作 手塚治虫
監督 出崎統
ジャンル アニメ、医療
キャスト
ロレンス(CV:長沢美樹)
アンドリュー(CV:林原めぐみ)
樹木の声(CV:堀勝之祐)
あらすじ
寄宿学校に通う兄弟のアンドリューとロレンスは聖歌隊に入っています。ある時ロレンスが体調が悪いと聖歌隊の練習を抜け出し心配したアンドリューが様子を見ると、手から植物の芽が生えています。アンドリューはどんな病気も治すと聞くBJに助けを求めます。
<感想>
しゃべる木の考察っぽいことをしてみたいと思います。以下は元ネタなどとは関係ありませんのでご承知ください。
ブナ科シイ属?
あんまりよく聞き取れなかったのですがブナ科シイ類?とBJが言っていたのですが、ネットで検索するとブナ科シイ属と出てきました。劇中に出てきたドングリの木の実やロレンスが木の実をばくばく食べたのも頷けると思います。大きさはブナ科の他属の方が大きく成長するらしいので的が外れますが、しゃべる木の樹齢4500年ですからね。あれだけ真っすぐ伸びているなら大きさに不思議はないですが、樹齢が疑問です。樹齢の話であれば8万年もあるそうです。無きにしも非ずって感じですかね。
ドングリの木ってイギリスにあるの?
舞台がイギリスでしたので、あるのかと疑問を持ちこれまたネットをポチポチすると、ヨーロッパブナが存在しました。樹齢が長く、昔の人は食糧に使っていたそうです。ただ、多くの木の樹齢が350年以上で4500年の3分の1もないですね。また食糧といっても種の油を使っていてロレンスがばくばく食べるものではなさそうです。お腹壊しますね。仮にロレンスように食べられる木の実があるとします。(次の話に使いたいのでゴリ押しで)
精霊だとしたら?
最大の謎と言っても過言ではないのが、木が話すことです。普通に考えて木が話すわけなよねってなりまして、だとしたら視点を変えて逸話みたいな所とかのそっち方向に何かあると思い至りました。木が話す、逸話、前述のイギリス、もしかして精霊かなと。そこでgoogle先生に教えてもらいました。出ました。
ギリシア神話に登場する木の精霊ドリュアスです。古代ギリシア語ではドリュアス、英語ではドライアド、「転生したらスライムだった件」のトレイニーみたいと捉えればわかりやすそうです。木の精霊ドリュアスは普段人前に姿を表さないことや長寿であること、起源がケルト族の文化に関係があることの部分を踏まえてみます。またギリシア人はケルト族i以前の人たちなどが木の実を食べていたと想像していました。
つまり現代にまで生え続けてきた木は、精霊の姿は人の目に見えず声だけがしかも害をなさない特定の人にだけ聞こえるのは精霊が宿っていたこと。目に見えないのは幻想の世界が失われ科学が発達する世界が広まったことが理由になるのでないでしょうか。時代に合わない場所になったので旅立ちことにしたと。
ブナ科の木ではないかも?
BJがロレンスの体に生えていた芽や木を調べるとブナ科の種類だと言いました。しかしその見解が間違っていたとしたら摩訶不思議な植物が存在しても可笑しくはなく、4500年も経っていますから人の理解する範疇を超えているかもしれません。
ラストシーンのBJ
最後のBJの家で起きた出来事の様子の話になります。ロレンスの体にあった芽や根が無くなり家で過ごしていると、BJにもしゃべる木が話しかけてきました。そして木の実から新たな芽が出始めました。描写が窓から映るBJの姿を捉え、医学やまたは科学が及ばない存在に感じている様子か何かがあったことを感じるシーンでした。
さいごに
考察っぽいことやってみたかったのですが、どうでしょうか。色々ボロがありそうですがご勘弁を。とまあ劇中のシーンに出てくる物や土地から関連付け、こうだったら面白いなと思って進めてみました。筆者としては精霊説は神話があった幻想的な世界が現代の片隅に見られたロマンっぽさが良かったです。
以上
<参考>
樹齢8万年!?屋久杉の樹齢を上回る世界の長寿の樹11選|グラクセン | GRAXEN